現在、3/6(金) 朝5:45。
下関に向かってます。
携帯でこのブログを書けることを、たった今知り、
初めてスマホ投稿してみる。
いよいよ、
「下関と東京を繋ぐライブ」
明日。
このプロジェクト自体は、昨年の5月頃に
NTTドコモビジネスさんサイドからご提案をいただき、
夏を過ぎたあたりで、正式な決定事項となった。
最初は、
「そんな自分にとって幸運な話、あるんかいな?」
くらいの気持ちだった。
「通信技術の世界」。
僕にとっては、全く疎い世界。
だけど、よく考えれば、
日々スマホ無しでは生活は成り立たないし、
コロナ禍以降、音楽も配信が身近になった。
今だって、何かあれば
スマホ一台でメンバーシップ配信をしたり、
音を届けたりできる。
通信技術の進化は、
確実に僕らの日常と繋がっている。
タイムラグ、というものは
どうしても生じてしまう。
でも、当たり前に
それ以上の便利を僕らは手に入れている。
配信ライブでも、タイムラグはある。
それでも慣れる。
基本的には
「届ける側」と「受け取る側」。
受け取る側はコメントでリアクションする。
でも、明日のライブは、ここが大きく違う。
エンターテイメントを受け取る側も、
ただ視聴するだけではない。
自分の声、表情、
手拍子の音やアクション。
それらすべてが、
0.1秒の世界で反映される。
“覗いている”のではなく、
確かな参加者になる。
そうやって、
二つの会場を繋ぎ、
ひとつのライブを作る。
しかも、
下関とお台場。
約800kmを跨いで。
言われれば
「そういうのもできるのかな」と
簡単に想像してしまうけど、
そんなことを実現しようなんて、
普通は思い付かない。
とんでもない技術と、
とんでもないコストがかかっている。
それは、
自分がこれまで生きてきた環境とは
また違った世界だった。
昨年。
GLASS TOPが終わって迎えた一年。
年明けすぐ、
NTTドコモビジネスとは
それまでのご縁の延長で、
僕は開発プロジェクトのモデルアーティストとして
関わらせてもらっていた。
正直に言えば、
GLASS TOPが終わり、
音楽活動を続けるか悩んでいた自分にとって、
ある意味、都合が良かった。
公には発信せず、
裏で音を鳴らす環境があった。
音を鳴らせば、
その瞬間は楽しい。
いろいろと距離を置きたかった頃。
半年ほどSNSから離れて、
何も発信せずにいたら、
「小林がどうも、えらく凹んでるらしい」
そんな噂が仲間内で広がっていたみたいだけど、
実は、
とてもすっきりと、
癒された時間を過ごしていた。
昨年5月。
YAMAHA銀座店で、
今回のプロジェクトの
メディア・関係者向け実証実験イベントが行われた。
そこでライブをした。
それは、
GLASS TOPが終わって以降、
初めて人前でちゃんと演奏する機会でもあった。
その模様が民放ニュースで流れたりして、
なんだか不思議な気持ちになったのも覚えている。
その場で、
いろんな人が
それぞれの立場で
何かを生み出そうとしている姿を見て、
「自分もその歯車の一つになれたらいいな」
そう思えたことが、
また音楽に前向きになれた
きっかけだった。
結局、自分は
誰かと何かをすること。
それが一番楽しくて、
嬉しくて、
やりがいになる。
そのことを、
改めて確認できた。
そこから少しずつ、
音楽活動への意欲が戻ってきて、
追い打ちをかけてくれたのが、
今回の
「下関と東京を繋ぐライブ」
だった。
これはきっと、
何かの巡り合わせ。
これをきっかけに、
また音楽人に戻ろう。
そう思えた。
責任者のNTT小松さんとは、
コロナ禍のタイミングで偶然出会った。
配信しかできなかった頃、
ライブハウスで一人きりで
配信ライブのリハーサルをしていた。
その時、
小松さんはたまたま
その会場に内見に来ていた。
僕からしたら、
「なんか不思議なおっさんがいるな」
くらいの印象だった。
(小松さん、すいません!)
配信ライブが終わって
帰ろうとした時、
ライブハウスのスタッフから
「これ、さっき来てたNTTの方から
ライブ代ですって」
と、お金を渡された。
「え?なんで?」
「とても感動したからって
おっしゃってました」
そんな粋な人だったのか!
と、
最初疑ってしまった
自分を反省した。
それから色んな縁が繋がり、
GLASS TOPのFINALも
小松さんは見届けてくれた。
そして今がある。
企業の規模からすれば、
よく僕クラスのアーティストに
声をかけてくれたなと思う。
でも、
僕が今も音楽を続けられている理由に、
小松さんの存在は大きい。
結局、
人なんだと思う。
人同士、
何かシンパシーを感じられるものがあれば、
業種や立場を越えて、
ちゃんと繋がれる。
一緒に何かを生み出せる。
明日のライブ。
自分にとっては、
小林 佳としての、正真正銘の第一歩。
何者でもない自分に、
こんな機会を与えてもらい、
仲間や関係者が関わってくれている。
とても幸せに思っています。
明日はその感謝を音に乗せて、
下関と東京を繋ぎます。
僕らは、
エンターテイメントで繋がれる。