GLASS TOP FINAL『新世界』試写会、いよいよ来週──5月23日(金)に開催です。
今週は2度ほど、会場である高田馬場 Live Cafe mono へ、打ち合わせや確認に行ってきた。
細かいことはまだ当日のお楽しみとして控えますが、今回、特別なスクリーンを使わせていただくことになりました。かなりの大迫力。
音響も、当日は特別にスピーカーをセッティングしてもらって、臨場感のあるサウンドで上映します。
実際に少しだけ映像と音を確認させてもらったのだけど、
正直、自分が想像していたものよりはるかに素晴らしくて。
とにかく画面が大きくて、圧倒されるような迫力。
音も、まだ一つのスピーカーだけでの試聴だったのに、それでもまさに“ライブハウスで音を浴びている”ような感覚だった。
テレビやスマホ、どんな個人環境でも再現できない、“体感”としてのライブ感。
これは本当に、現地で味わってこそ伝わるものだと、強く感じました。
もちろん、生のライブには生の良さがある。
でもライブ映像って、さまざまな角度や視点で捉えられた“記録”であり、編集というフィルターを通して生まれる“作品”でもある。
そしてそれをライブハウスのスピーカーで鳴らすと──
“その瞬間”をそこで観ているような没入感が生まれる。
今回、それを改めて体験して、「これはいいな」とワクワクしました。
映画館でライブ映像を観られる企画も最近は増えているけど、僕たちのような規模感でこうした上映ができる機会は、なかなかない。
今回の『新世界』試写会は、その“ひとつの可能性”を感じさせてくれるもので、すでに新たなイメージがいろいろと湧いてきてる。
まずは23日をたっぷり楽しんで、またそこから先のことを考えていけたらと思っています。
そして、ここからがこのブログで一番書きたかったこと。
今回の会場である 高田馬場 Live Cafe mono。
この場所でやるからこそ、僕にとって意味があるんです。
ライブという形ではないけれど、自分にとっては昨年以来の“公の場”。
この場所から、もう一度踏み出してみようという気持ちに、少しの覚悟と、たくさんの想いを込めてる。
あらためて書くと──
GLASS TOPの活動初期から、最もお世話になってきた制作会社が「ライブスケープ」。
初めてのアルバム『Photo Ripple』は、そのライブスケープが、当時の業務の枠を越えて一緒に作ってくれたものだった。
その後、そこから生まれたプロダクション「CACUU」にも長年お世話になり、たくさんの時間と苦楽を共にしてきた。
そんな中、ライブスケープがアコースティック専用のライブハウスとして立ち上げたのが、高田馬場 Live Cafe mono。
プレオープンの関係者向けイベントではGLASS TOPとして演奏し、その後も数えきれないほどのライブ、主催もの、トークイベント、年越し企画、ファン会……思い出がたくさん詰まってる。
最初の頃とかはアーティストが入らない日に“佳さん、明日何かやってもらえません?”って、急遽オフ会を開いたこととかもあった(笑)。今となればそんなのも良い思い出。
ライブスケープのスタッフは、僕にとって家族のような存在。
甘えさせてもらって、信頼できて、ただそこに居るだけで幸せを感じられる場所だった。
コロナ以降、monoは池袋店に営業を集中し、高田馬場のスペースは“違う形での運営”となった。
音楽企画などは現在おこなっていない状況。
そのような事情は詳しく知らぬまま、昨年、GLASS TOPのFINALライブ後に事務所に挨拶に行ったときのこと。
「もしまた人前で音楽をやるなら、一番最初のステージは高田馬場monoで歌わせてほしい」と、お願いだけは伝えていた。
最近になって『新世界』の映像が完成し、「これを届けたい、そしてもし可能なら一緒に観られたらきっと楽しいだろうな」と、思った。
“深い理由”とかではなく、ただただ純粋な気持ちだった。
終わったことをまた蒸し返すようで悩んだりもしたけれど、
それでも「興味ある人と一緒に楽しみたい」という思いが、結果として勝った。
改めてライブスケープに企画を相談したところ、やはり現状の機材や運営の面から難しいという感じだった。
でも僕にとっては、“高田馬場monoでやるから意味がある”。
だから他の場所で、同じことをやろうとは思えなかった。
結果的に、僕の気持ちを汲んでくれて、新たに協力してくれる関係者もいて、開催が実現できる運びとなった。
今回も、過去と同じように、ライブスケープには甘えさせてもらっての実施。
僕の個人的な気持ちは、イベントの内容には直接関係のないことかもしれない。
だから書くか迷った。
でも、こういう“見えない裏側の想い”こそ、残しておく意味があると思いました。
このサイトは、そういう場所であれたら。
僕にとって、高田馬場 Live Cafe mono──だから、意味がある。
そもそも、映像を作ってくれた人たちがいなければ、この企画は生まれなかった。
FINALを一緒に盛り上げてくれた人たちがいたから、今回の映像が完成した。
そして、企画を実施できる“場所”がなければ、このイベントは開催できなかった。
誰かから見れば些細な企画かもしれない。
でも、僕にとっては、感謝で満たされた、大きな一歩。
そういう一つ一つの喜びを噛み締めながら、
僕なりに、「新世界」の扉を開いていきます。
◇2025年5月23日金曜日
高田馬場Live Cafe mono(東京都新宿区高田馬場2-18-6 柳屋ビル B1F)
開場18時30分/開演19時00分
入場2500円(D別)
【ご予約はこちら】→https://form.run/@kei-com