月として

このサイトに、
『月の裏側には言葉がある』という副題をつけました。

これまで、特に若い頃は、やっぱり太陽に憧れてた。
太陽はかっこいい。ギラギラしている。

でも、時が流れた今、
太陽と自分を重ねるのは、なんだか違う気がする。
若い頃のような、無鉄砲に湧き上がる情熱とは少し違う。
そもそも、今の自分にそれが似合うとも思わない。

それでも、輝きたい。魅力的でありたい。
そこには、大人としての品と穏やかさも必要だと思う。

そう考えたとき、思い浮かんだのは「月」でした。
今の自分が目指すべきは、月のような存在だと。

月は、優しく静かに、世界を照らしてくれる。
自分も、そんなふうでありたいと。

そして、人には想いがある。
見せびらかすのは違うし、語りすぎるのも野暮。
けれど、やっぱり人は、想いに共感する。
想いがあるから、感動が生まれる。

アーティスト活動というものは、表面を磨かなければならない。
すべてが見えすぎると、つまらなくなる。
今は、SNSを通じて、簡単に身の丈をさらせる時代になった。
直接的な表現を好む人もいるでしょう。
でも僕は、エンタメには、ある程度フィルターがかかっていてほしい。
提示と想像が交わるところに、面白さがあると思う。

たとえそれが、時代遅れの価値観だったとしても、
人は結局、自分の好きな方向にしか向かえないから。

これから生み出していく作品や活動も、
表と裏があって、
その裏側にある想いを、このブログで少しずつ綴っていけたらと思います。

月として、輝く。

コメントを残す